クロス(壁紙)の貼替えで注意する事はどんな種類のクロスでも貼替え出来る訳ではありません。貼替えに向いてる種類というものがあります。クロスの厚みがあり表面の凹凸が大きいものが理想です。
量産品と1000クラス(上級品)クロス(壁紙)には2種類の材料があります。最近は一般のお客様には普及品と上級品とも呼ばれますが品物は一緒です。お客様に「量産」と言うのがあまり良いイメージが無い為「普及」と呼ぶようになったと思われます。実際は私たち職人はあまりこの呼び方はしません。量産、1000クラスと呼んでます。
私の経験上、量産品は(バブル崩壊後、特に2000年代以降)品物の質の低下があります。デフレ景気になり安い価格を求められたせいでビニールの量や紙質が悪くなった気がします。
実際に数値的な事を調べた訳ではないのですが、施工時にクロスが切れやすかったり、その当時施工のクロスをリフォームで剥がすと強度がなく細切れになってしまう事が結構ありました。
クロスが剥がれないという事は無理やり剥がさないといけなくなる為下地を傷める事になります。
施工に時間も掛かってしまうために料金も増えてしまいます。
同じクロスでも量産と1000クラスでは価格が倍違いますから当たり前です。安いには理由があります。
お勧めは仕上がりや経年変化の良い1000クラスです。それだけの価値はあると思います。
「突きつけ施工」という方法です。これは材料のつなぎ部分をカッターを使わずクロスを貼る方法です。クロスに糊を付ける時に機械でクロスの両端を切り落とす事で施工時にクロスを隣合わせで突きつけるように張る方法です。詳細は右の施工方法をご覧ください。
はがし、はがし材処分、材料、施工代込みの金額です。基本的な通常施工はこの金額でできます。
通常施工外はお見積りの際にご説明いたします。