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CLOTHクロス施工

クロスの種類 量産品と普及品

量産品と普及品とでは品物に大差が無いとたまに聞きますが本当にそうでしょうか。大手のハウスメーカーなどでも聞いた事があります。聞く人のなかには大差ないと言う人もいれば物は同じと言う人もいました。

では差がないのに何故普及品の方が安いのでしょう。その理由を聞くと普及品と一般品とでは生産量が違うためだと言っていました。量産品の方が大量に作るためにmあたりのコストが下がるから安いとの事でした。

でも私の今までの経験から見るとやはり品質に差があると言うのが実感です。張り上がりはあまり差が無いように見えますが使用しているビニールや紙の量や質などに違いを感じます。施工時に扱ってるとクロスが薄かったり、切れやすかったりします。長年の施工してきた経験から実感した事です。これはあくまで私見であり私自身の感じた事で事実と違うかもしれません。

この経験から生産量だけでコストの差が出るとは考えにくいですし材料の差もやはりあると思います。ビニールや紙の量が少ないとか質の違いなどもあるのではないでしょうか。安い物には何かしらの理由があると思います。

では何故この差がダメなのかと言うとビニールや紙の量や品質が落ちるとクロス自体にコシ(曖昧な表現ですが強度、丈夫さと言う感じです)がありません。コシがないと下地の凸凹を拾いやすかったり、次回の施工時に剥がれ難くなり結果下地の壁を傷めたりと良い事がありません。

そう考えると普及品の方が張替えには良いと思います。特に持ち家ならこちらを強くお勧めします。


クロス選び

クロスの貼替えで注意する事はどんな種類のクロスでも貼替え出来る訳ではありません。貼替えに向いてる種類というものがあります。

その理由は施工する壁の状態で変わってきます。ではなぜ壁の状態に違いが出るのかをクロスの仕組みがどういうものかを知っていただく事が必要です。

今ある日本製のビニールクロスはほとんどが貼替える事を前提で作られてます。その構造は壁に貼る紙の構造を2層にして剥離するように作ってあります。貼替えの場合は今あるクロスを剥がしてから施工します。その時に一番下の紙(下紙)が壁面(下地)に残ります。この時に綺麗に下紙が貼付いた状態で残れば良いのですが、この紙が部分的に剥がれたり浮いた状態になる事があります。また石膏ボードやベニヤ壁自体まで傷付いて壁面が凸凹などになってる場合など。このような違いが出るのは色々な原因がありますが、施工方法や立地条件や生活習慣など様々な要因から出てきます。

では何故この様な状態がダメなのかと言うとクロスはこの1mmにも満たない紙の段差を貼替えた際に表面に段差の影が出てしまう事があります。これを出さないように段差をなくす為にパテで補修をしますが、中には下紙が剥がれてる所とピッタリ付いてる場所があり、パテをするとその場所が部分的にふやけて凸凹になってしまい平らに補修出来ない場合があります。この浮いてる下紙が一部分であれば手作業で剥がしきってしまえますが、部屋全体がこの状態だと手作業では途方もない時間がかかってしまい効率的にも無駄が多すぎます。

この事を考えて貼替えに理想的なクロスは、段差を分かりにくくする凸凹が大きい表面でクロス自体に厚みがある物がよいです。逆にクロス自体が薄く表面が平らなものほど分かりやすくなり貼替えには向いていません。


突き付け施工

クロス貼替えで大事な事は下地(クロスを貼る壁面)が新築時と違う事です。一度クロスを貼って剥がすと前に貼ったクロスの下紙が残ります。この紙が綺麗に貼り付いていれば良いですが、所々剥がれたり浮いたりしています。湿気や施工時の糊の種類や下地の状態等でうまく貼りついてない状態です。

ここの箇所に貼替の時カッターで重ね切りをしてしまうとどうでしょう?うまく貼り付いていない事になります。
一番困るのがあからさまに浮いた状態なら気付いて対処出来るのですが、微妙に貼り付いた状態が問題です。施工時に良くても何日か経過してから剥がれる事があるからです。これの対処法としてはカッターを入れた箇所にジョイントテープという紙テープをクロスのジョイント部に入れて剥がれないようにする事です。

この浮いた所にカッターで重ね切りせずにクロス同士を貼れば切り口が開かずに良い筈です。この重ね切りせずに貼る方法が「突き付け施工」です。クロスに糊を付ける時に機械でクロスの両端を切り落とす事で施工時にクロス同士を綺麗に貼り合せる事ができます。

この施工のメリットは壁の下地を切らない為に貼替えてしばらくしたらつなぎ目が大きくなったりする事が少ないです。クロスは新品から3年ほど経つと表面のビニールが硬化して縮み始めます。その時にクロスのジョイント部が引っ張られて口が開いてきます。この時に下地にカッターの切れ目があるとジョイントの開く確立が高いです。突き付け施工はこのリスクを低くできます。ただしデメリットもありクロスの種類によってはジョイント部のつなぎ目が分かりやすくなってしまう事です。ただ見えてしまいますがそこから剥がれることは無く貼替えには良い施工方法だと思います。


クロス(壁紙)種類

クロス(壁紙)の種類は3種類ビニールクロス、布クロス、紙クロスがあります。現在国内で一番多く使われてるのがビニールです。このクロスの特徴は剥がす事ができる事と施工性が良い事、そして汚れに強い事です。ビニールを表面に施す事で糊を乾きにくくなり施工可能時間が長くなり糊の付け置きが可能になりました。そうする事でクロスに糊付け作業とクロス施工(貼り付け作業)に専念でき他の布クロスや紙クロスと違い糊を付けて→クロス施工という工程の行き来を無くし作業の効率が良くなりました。まとめて糊を付けてから一気にクロスの施工に専念できます。

貼るだけなら比較的誰でもできます。糊が乾きにくいということは施工に多少の時間が掛かっても大丈夫なので器用な方ならできます。ただし実際はおすすめできません。糊を付ける作業は大変で手で何十メートルもするのはプロでも大変です。クロスに糊を付けるのは専用の機械でつけ、昔は刷毛で付けるのに3年は掛かると言われるほど大変で難しい事です。また貼り付けに時間がかかりすぎて糊が乾いてしまったりジョイント部の処理にも問題が出てしまう事もあります。撫で付けが不十分だと次回の下地は悪くなりますしおすすめはしません。

最近では布クロスは一般家庭ではほとんど貼られることが少なくなり壁にクロスを使用し始めた頃に使われ、古い住宅に見られました。布クロスは施工が難しくクロス自体も高額になりコストが高くなります。しかし高額なクロスですから仕上がりは豪華で、よくホテルなどの装飾性が高い所で見かけます。また経年の縮みが無い為ジョイント部の口開きがありません。デメリットは埃が付きやすいのと汚れやすい(汚れても拭けない)事です。

紙クロスは主に輸入物です。あとは国内だと和紙などがあります。これらは剥がす事ができないので次の施工時は上に張り付ける事になります。どちらも高額で施工も難しいです。輸入物は巾が40〜50cm位の巾で10m位の巻きが多いです。巾が狭い為、施工時間が倍かかります。糊の乾きも早いですし、切れやすいと言う物で施工には無駄な動きを無くし段取りを良くした作業が必要です。
和紙はビニールと同じ90cm巾からそれ以上の物もあり色々です。詳しくは巾何センチ位があると言うのは分かりませんが過去に1m位の物の施工をした事がありますからその大きさは存在するのではないでしょうか。


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